JGC修行、日本縦断北国編⑧
23時を過ぎた冬の羽田空港。
札幌から到着した旅客が寒々としたターンテーブルの前で手荷物が出てくるのをを今か今かと待ち構えています。
しかし、20分経っても荷物が流れてこず皆イライラしはじめました。そりゃそうですよね。今から家に帰り暖かい部屋で落ち着いたらきっと0時をまわる頃。
しかし今日の私は心に大変余裕があります。一点の曇りもなく余裕。余裕だけなら
この成金の人にも負ける気がしません。
さて、その理由は…
ファーストキャビン羽田ターミナル1に泊まってみました。荷物受け取りのターンテーブルから徒歩2分といったところでしょうか。利便性最高。国内線第1旅客ターミナル1階フロアにあります。郵便局のお隣ですね。
チェックインをすませると、男性女性で別れたエリアへ向かいます。
廊下の先は‥
カプセルホテルのような作りでファーストとビジネス、2つの種類の部屋があります。各部屋はファーストはアコーディオンカーテンで、ビジネスはロールスクリーンで廊下と仕切られています。いずれも鍵はかかりません。あと重要なのは、外の音は全く遮断されないので耳栓必須です。私は強力な耳栓を先日手に入れたので持って行きました。
お値段はというと今回はビジネスに泊まり、土曜日の夜で5300円。カプセルホテルとしてはややお高めですが、空港の中という立地と、綺麗さで私は満足です。
ではキャビンの中に入るとしましょう。空港を使う身としてはビジネスクラスと名前がつくと広く快適なスペースを思い浮かべワクワクしますが、中は一人分のベッドの幅だけが今日の私の居住区の全て。
ビジネスとは名ばかりで気分はエコノミーですな。荷物を広げたければファーストへいけば?といういさぎよい作り。ちなみに通りかかったファーストのお部屋。
プラス1,000円で荷物をゆっくり広げる権利が与えられます。世の中全て金次第であることを実感する瞬間。荷物がたくさんあるときはこちらの方がいいですね。
ビジネスのお部屋ではベッドの横に貴重品入れがあります。入口に鍵はありませんから貴重品はこの中に入れてしっかりと鍵をかけ、手首に巻きつけときましょう。
お風呂トイレは共同ですがきれいだし、大きな湯船もありました。ジャージタイプのパジャマも用意されており、女性専用エリアなので皆気兼ねなく着用していました。
また他にはこのような談話室もあり、ぼっちだからとくに談話する相手もいませんが、別にぼっち進入禁止でもないので静かにくつろいでみました。
皆朝早いフライトなのか、しんと寝静まったキャビン内。
全体的にとてもキレイでまた泊まろうと思える宿でした。
ではおやすみなさい。
番外編JGC修行3回目、女一人でI'm in 香港 なう!
修行2回目の日本縦断編が未だ完結していないにもかかわらず、香港の彌敦道沿いの古いゲストハウスの一室でアンニュイで気怠い朝を迎えております。
現在朝の9時を過ぎてもなおアンニュイだわ〜とか言いながらベッドの中で退廃的にゴロゴロしている私ですが、既に6時にはしゃきっと目覚め飲茶の店でいつものようにぼっちで元気よく四品平らげた後、デザートに別の店で牛乳プリンまでいただき宿に戻ったあとなのです。ふぉっふぉっふぉ。これは恐らく食べ過ぎで気怠いだけかと思われます。
盛り付けはイマイチですが味は絶品な焼売。
全て完食。余は満足じゃ。
本日の香港は曇り、なんだかスッキリとしない空模様ですが、彌敦道は今日も猥雑で活気に溢れています。
帰ったらまた前回の続きからスタートします。
ではでは、いってきます!
JGC修行、日本縦断北国編⑦
雪印パーラーからJR札幌駅までは徒歩3分とあります。 夏3分冬8分、とか書いてないので冬もあの滑りまくる道を徒歩3分で行ける地元の方を尊敬します。
空港ではゆったりとカードラウンジで過ごし、21時新千歳空港発羽田行きの飛行機へ乗ります。暗くてわからなかったんですけど、なんとドラエもんジェット! 機内に入る時、一番前の五席しかないファーストクラスにすました顔でドラエもんが座っていました。どこでもドア持っとるくせに飛行機に、よりによってアンタ、ファーストに乗るんかい。 画像はJALさんからお借り致しました。 飲み物のカップもドラエもん! 今回もクラスJ。 クラスJでは普通席の飲み物にプラスしてもう二品、野菜ジュースとオリジナル煎茶が頂けます。 先日台湾に行く時に飲んだ野菜ジュースが美味しかったので頼んで見ると‥‥ うん。ちがう、これじゃない。先月は小岩井かどこかの野菜ジュースでとても美味しかったから今回も楽しみにしてたのですが‥‥毎月変わるんですかね?残念。
22時40分に羽田空港到着。偏西風のおかげで帰りは早いですね。 荷物が23時近くになってもなかなか出始めず、周りはイライラしている様子でしたが、私はすまし顔。その理由とは‥‥??
JGC修行、日本縦断北国編⑥
大好きなうにを食べて身も心も暖かくお財布事情は寒くなったわたくし。今度はうにむらかみがある日本生命ビル対面にある、雪印パーラーにやってきました。
レトロさがいいですね。ここではジャンボパフェなんかも食べれるみたいですが、私が食べに来たのはファビュラスでマーベラスでセレブなスウィーツですのよ、ねぇ美香さん。
それは何かと申しあげますと…
スノーロイヤルスペシャル!
昭和43年に天皇皇后両陛下のために特別に作られたバニラアイスクリームで、宮内庁より「最高のアイスクリームを」との依頼で二年間の試作の結果作られたアイスクリームだそうです。玉子を使用しておらず、乳脂肪分が15.6%と非常に高く、北海道・雪印パーラーのみの限定販売。見た目よりも量は結構ありますが、アイスだけでお値段はファビュラスな770円。見た目はスノーのように白く絹のようになめらか。お味はロイヤルで濃厚ですがくどくなく、口の中でさわやかにスペシャルに溶けていきます。セットのドリンクをメロンソーダにしてしまうあたりがおこちゃまですが、これが相性抜群でした。スノーロイヤルスペシャルという名前に恥じないこのアイス、もう一度食べたい!
さてさて、札幌発羽田行の飛行機は21時発です。おいしいものも堪能したのでそろそろ空港に戻りましょうか。
JGC修行、日本縦断北国編⑤
私はうにが好きです。
もう一度言います。私はうにが大好きです!!
そんな私にぴったりなお店が札幌市内には存在します。その名もうにむらかみ。
むらかみさんは自分の名前の前にうにをつけてお店を開いてしまうくらいなので、よほどうにに自信があると推察されます。この法則に当てはめると、自分の名前の前にクリスをつけてしまうクリス松村はクリスによほど自信があるのでしょう。ではクリスとは何か。
うにむらかみさんはJR札幌駅からほぼ一直線、日本生命ビルの地下一階の奥で営業中です。
開店と同時に入店し、カウンターの一角のぼっち席に座ります。このお店で頼むべきものはそう、こちら!!
少し大きめのお茶碗一杯でお値段4,000円。たまには贅沢もいいんでないかい。こういう時のために私は普段汗水垂らして働いている。
しかし、非常にお行儀よくうにが並んでいます。壊れやすいうにをどうやってこんなにきれいに盛り付けるんでしょうか?お味はまっっったくクセのないうに。甘みのみです。うにだけで80グラムもあるそうですがこんなに食べてもしつこい感じが全くしません。これが本物のうにの味なのでしょう。おいしいです。しかし悲しいかな、貧乏舌のワタクシは回転寿司なんかで食べるクセのある安いうにのほうがより「うに!」という感じがして好きだと思ってしまいました。本物のうにの前で。この背徳感。
もう一つ、うにグラタンも注文。
こちらは非常にクリーミーなホワイトソースのなかに、これまた大好きなインカのめざめというじゃがいもが入っており上に焼きうにが鎮座しています。高い食材だらけですね。ホワイトソースが直球で私の大好きな味!おいしゅうございました。
さて、セレブな食べ物の次はセレブオブセレブなデザートを食べに行きます。
JGC修行、日本縦断北国編④
新千歳空港から札幌市内までは快速で37分程の旅路です。
電車を降りるとまだ15時30分ですが寒い。これは深刻に寒いです。それもそのはず気温は-5℃。ちなみに今までの私の人生における最低気温は修学旅行で訪れた札幌国際スキー場での-8℃、最高気温はエジプト・王家の谷での48℃。その差56℃となっております。人間の体は56℃の寒暖差にも耐えられるんですね。どうせなら夜に向けてもう少し冷え込むだろうし、是非とも最低気温の生涯記録を叩き出したいところです。
とにもかくにも駅の外は一面の銀世界です。しかしあれですね、年に数回しかお目にかかれない地方の者からすると、雪景色には心を狂わせる魔力があります。トンネルを抜けると雪国であった。から始まる傑作がありますが、不意の雪景色に際して、いい大人が静かに心を躍らせる様子をシンプルに表現されている素晴らしい一文であると思います。その一文しか内容は存じ上げませんけども。
しばらく駅の周りを無意味に練り歩いたあと本日もグーグルマップ大先生に従い、札幌市が誇る時計台にやってきました。大正時代から静かにひっそりと、しかし確実に時を刻んできた時計台。とても美しいシルエットで今は都会に呑み込まれるかの如く控えめに佇んでいます。時とは人間が勝手に作り出した抽象的な概念ですが、ここには一刻というものが確かに存在していると思える何かがありました。
色使いや雰囲気がなんとなく愛・地球博記念公園で見たサツキとメイの家に似てると思います。
その後、せっかくなので近くになにか見所はないかとグーグルマップ先生に教えを乞うと、赤れんが庁舎と呼ばれる北海道庁旧本庁舎がある、と教えてくれました。うーん、聞いたことはあるけどまあいってみっか、暇だし。
ところがこれが間違いでした。旧市庁舎は敷地がとても広く、私は観光客用の正規の入り口とは反対側の通りからぐるーっとまわりを歩き始めてしまったようです。時刻は夕方、そろそろ薄暗くなり始め気温も確実に下がってきたのが分かります。ヤフー天気で現在地の気温を確認するとー5.9℃。上はコートとマフラーで装備していますが、下はタイツにレギンスという軽装備。先ほどまで生涯最低気温を更新したい、などと気楽に考えていたことを後悔し始めます。
途中道が滑りやすく、エコバッグの中のものが無重力になるほど深刻に滑ったのが一回、小滑りを何度か繰り返し、あまりの寒さに遭難、という文字まで脳裏をかすめ始めた頃にようやく、入口に辿り着きました。途中で一度スマホのバッテリーも死にかけ、なんとかなだめすかして復活させたもののかなり気分も暗く、とてもとても険しい道のりでした。
白い雪に赤レンガが映えますね。
ライトアップが美しい。
札幌は今日も雪景色です。
さて、観光も堪能したところで…
みなさん、うにはお好きですか?
JGC修行、日本縦断北国編③
早速北海道一つ目のお土産であるチーズタルトを購入したわたくし。15分は行列に並びお腹がすいてきました。ここはひとつ、3Fにあるラーメン道場に道場破りに行こうではありませんか。
「たのもう」
堂々とラーメン道場にやってきました。が、非常にたくさんの屈強なお店達が名を連ねております。もし道場破りにきた私が敗北すれば、半殺しにされた挙句、往来に放り出されてしまいます。また、勝利した場合に持ち帰る看板もあまりにも大きすぎたため道場破りは今回は見送り、おいしくラーメンをいただくことにしました。この看板、いろんなラーメンがあってすごいなーと思いきや、5種類のラーメンを使いまわしているだけということを、私は見逃しませんでした。
なんとなく一番奥の白樺山荘というお店に入り、
まるごと北海道ラーメンというのを注文します。新千歳空港限定だそうで1,300円。
おいしそう!いただきます。中身はホタテ、もやし、角切りチャーシュー、とろとろの豚バラチャーシュー、白髪ねぎ、コーン、めんま、ごぼうの揚げたの、バター、のり、きくらげ等々が入っています。かなりこってりしており、味噌の味も若干辛めで唐辛子の辛さもほんの少し効いています。両親二人とも九州人で、私は九州生まれHip-hop育ちではなく広島育ちで悪そうな奴は大体友達ではなく甘めの味付けで育ってきたため、個人的にはもう少し甘いほうが好きだなと思いましたが、一杯のラーメンから本州の北端と南端の味の好みの違いもなんとなく垣間見え、大変面白い体験でした。おいしかったです。ちなみにゆでたまごは食べ放題でテーブルにたくさん置いてありました。ごちそうさまでした。
本場の札幌ラーメンも食べたところでロイズのチョコレートワールドに行ってみることにしました。私はロイズのポテトチップチョコレートが大好きなのです。
わぁ、すっごくかわいい♡きゅんきゅん♡訪れただけで乙女な気分になれる、イッツアロイズチョコレートワールド。チョコ好きにはたまりませんな。
板チョコに囲まれテンションも上がる。ここは天国か地上の楽園か。あぁ、これを布団にして寝たい。
この方はチャーリーではありませんがチョコレート工場はあります。
大好きなポテトチップチョコレートの詰め合わせを買いました。
このあとはJR快速エアポートに乗り札幌市内へと向かいます。